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区長選　吉田氏及ばず　区議選で共産党７議席確保

　足立区長・区議選が15日投開票され、区長選では「足立革新区政をつくる会」の吉田万三氏（63）＝日本共産党推薦＝は、健闘しましたが及びませんでした。当選は現職の近藤弥生氏（52）＝自民党、公明党推薦＝。区議選（定数45）で日本共産党は、鈴木けんいち（55）、ぬかが和子（47）、針谷みきお（60）、伊藤和彦（68）、さとう純子（62）、浅子けい子（59）＝以上現＝、はたの昭彦（48）＝新＝の７氏が当選し、現有７議席を確保しました。西の原えみ子氏（51）＝新＝は及びませんでした(開票結果一覧）。
　区議選は定数が５削減され、45議席を63人が争う多数激戦となりました。共産党は合計３万４３２７票を獲得。10年参院選の比例票を１２４・２％に伸ばしましたが、前回区議選の獲得票比では９割ほどにとどまりました。
　一方、自民党は17人全員当選したものの、候補をしぼったため現有から３議席減らし、得票も前回の92％。公明党は全員当選で現有14議席を維持し、得票も前回比で１割増やしました。10人が立候補した民主党は３議席にとどまり、現有議席を半減させ、４人が立候補したみんなの党は２議席にとどまりました。（党派別獲得議席一覧）
　共産党足立地区委員会は16日、談話を発表。認可保育園や特別養護老人ホームの増設、国民健康保険料の値上げをやめさせることなど、区民の暮らしや福祉を守る公約や、東日本大震災の被災者の救援と復興、防災に力を尽くす区政の実現、原発ゼロの日本への転換などの主張に対し「支持と共感が寄せられた」と強調。「当選した７人を先頭に、公約実現へ全力をつくす」と表明しています。

足立区長選の結果

選管確定　投票率47.32%

 足立区議選の結果