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官邸前に4万5千人

「再稼働やめよ」の熱い響き       12/06/25

首相官邸前で抗議する人たち=6月22日

 関西電力大飯原発の再稼働撤回を求める声が広がっています。
 いくつかの市民グループでつくる首都圏反原発連合の有志がツイッターなどで呼びかけた6月22日夕の首相官邸前の抗議行動には、4万5千人以上もの人たちが詰め掛け、辺り一帯は「再稼動反対」の途切れることのないコールに包まれました(写真)。
 多様な市民が集うことから、この抗議行動を小さな花が寄り集まり、さまざまな色の花を咲かせるアジサイにたとえ「紫陽花革命」と呼ぶ人が広がり、アジサイの花の絵を掲げる人もあちらこちらに。「野田NO」など、野田政権を批判するプラカードも多く見られました。
 初参加だという多摩市の30代の女性は「今までは来られなくて。たくさんの人がいるのを見て、本当に感動です」と語りました。
 この日は、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、みんなの党や民主党の国会議員もマイクを握り激励。鎌田慧さん、落合恵子さん、池田香代子さん、山本太郎さんら、多くの文化人も参加して「私たちは一歩も引かない。これほど市民を裏切る人々を許さない」(落合さん)など、政府をするどく批判しました。

(東京民報2012年7月1日号に掲載)