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参院選2013 激戦 東京選挙区

初のネット選挙 共産党カクサン部が”話題沸騰” 「本気度が違う」| 13/07/16

日本共産党カクサン部のホームページ

ゆるキャラが評判を呼んでいる
 今回の参院選からインターネットによる選挙運動が解禁され、各党とも議席増に結びつけようと様々な工夫を凝らしています。中でも注目を集めているのは日本共産党です。
 情報サイト「バズー・ドット・ジェーピー」(NTT系)では「話題沸騰中『日本共産党カクサン部』とは?」との見出しで、日本共産党のウエブサイトを紹介しています。
 カクサン部(http://jcp.or.jp/kakusan/)とは、ネット選挙解禁で生まれた日本共産党の特命PR部。「ゆる〜い姿の、ゆかいな党員たち」が「ただしい政策、たのしい政治」を、世の中に「カクサン(拡散)」することを使命にしています。
 子育て・教育担当部員の小曽館育子(0歳から9歳までの年子の子ども10人の母親)や節税担当の「がまぐっちゃん」、雇用担当の「雇用のヨーコ」といった、ゆるキャラが登場。各キャラクターが参院比例候補にインタビューしたり、「3分でわかる 政策講座」と題して、日本共産党の政策をテーマごとに解説する企画などがあります。
 ツイッター上での口コミ数も多く「(ネット選挙は)争点や政策をネットでどれだけ広げるかが課題・期待。共産のカクサン部は王道で『いいね!』」「共産党カクサン部、本気度が違うわ(略)共産党が生まれ変わりつつある」など、大評判です。
 また共産党のホームページには、動画番組「生放送! とことん共産党」というコーナーがあり、小池比例候補(副委員長)がメーンキャスターを務めています。投票日前日の20日まで2日に1回の割合で、毎回夜9時から「ニコニコ動画」で生放送。後日、同党ホームページで視聴もできます。

動画サイトで応援演説会も 14万人が視聴

ニコニコ動画の応援演説会で訴える小池晃氏(中央)と米倉春奈(左)、白石民男の両新人都議

7月11日、港区・ニコファーレ
 動画を利用した選挙運動も多く取り組まれています。動画共有サイト「ニコニコ動画」は党首討論会に続いて11日、「ネット応援演説会@ニコファーレ」を行い、合計約14万人が視聴しました。
 13候補と応援者が登場し、共産党からは小池晃比例候補を2人の若手新人都議が応援。吉良よし子東京選挙区候補は田村智子参院議員らが応援しました。「頑張ってくれ、対自民で応援する」「実行力ある」などのコメントが寄せられ、視聴者アンケートで「とても良かった」「まあまあよかった」と答えた人の割合は合わせて小池比例候補チームは57・6%、吉良選挙区候補チームは52・6%。一方、民主党の鈴木寛東京選挙区候補チームは27・8%でした。
 小池比例候補、吉良選挙区候補とも、ホームページやフェイスブックで政策や主張を発信しているほか、ツイッターなどで随時、行動や予定をツイート(つぶやき)しています。小池候補は約3万3000人、吉良候補は約7000人がフォロー(登録)しています。

吉良よし子氏(中央)を応援する田村智子参院議員(右隣り)と都議選を候補としてたたかった青年

7月11日、港区・ニコファーレ

 
 

   (東京民報2013年7月21日号に掲載)