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参院選2016 激戦 東京選挙区

共産党・山添候補 高学費、政治を変え解決 奨学金は借金、給付制に| 16/07/03


公約を訴える山添拓候補=6月23日、国分寺市
 今度の参院選は選挙権が18歳に引き下げられて行われる初めての国政選挙です。日本共産党の山添拓選挙区候補(31)は、大学生の応援を受けて、都内の大学前や多くの学生が利用する駅前などで街頭演説。高い学費の引き下げや給付制奨学金などの公約をのべ、「未来を変えたいという思いを日本共産党と山添拓に託しほしい」と訴えています。要旨を紹介します。
 
 若い世代はあらゆる段階で困難に直面します。大学に行けば高い学費、学生一人では到底払えないぐらいの高い負担です。奨学金を使えば借金です。なぜ学生が卒業し、社会に出るとき、500万円を超える借金を背負わなければならないのでしょうか。
 私も高校生の時から奨学金を借り、返済を続けています。40代まで利子までつけて返していくのが日本の制度です。しかし、こんな国は世界のほかにありません。若者のために、お金を使う国は大学の授業料を安くし、奨学金も返さなくていい制度が当たり前です。
 アルバイトをすれば、ブラックバイト、就職すればブラック企業です。子育てしようと思えば保育園にも落ちる。若い世代は学生、社会人、子育て、どの段階でも自分の力で解決できない困難に直面します。
 奨学金を2人に1人が借りている社会で、自己責任で済まされません。政治の姿勢の問題です。私は大学の授業料を値下げする、返さなくてもよい奨学金を今すぐつくる。ブラックな働かせ方をなくし、保育園を増やしていく。政治が変われば必ずできる。
 今度の選挙で、初めて選挙権を持つ10代のみなさん、これまで選挙に行ったことがない20代30代のみなさん、若い私たちが抱える課題は、選挙で政治が変われば克服できます。
 どうか私たちの今と未来を変えたいという思いを、日本共産党の山添拓に託してください。

都内の大学に通う女性(4年生)の訴えから

  学生の2人に1人が奨学金を借りています。私もその一人です。毎月9万5000円です。4年間で総額456万円、返金額は570万円、なんと利子は114万円にものぼります。これを毎月2万3000円ずつ、20年間返済していかなければなりません。
 高学費と奨学金が足かせとなり、大学に通うことをあきらめたり、ブラック企業とわかっていても就職する人もいます。この学費、奨学金の問題に一生懸命取り組んできてくれたのが共産党です。私たち学生が学費値下げの署名を集めて、その署名をもとに国会で何度も質問してくれたのが共産党でした。
 共産党は今回の選挙でも奨学金対策を打ち出しています(別項)。この政策が実現すれば、奨学金や学費で苦しむ多くの学生が救われます。
 山添さんも学生時代、奨学金を借りていました。私たち奨学金を借りる学生の気持ち、つらさ、苦しみにしっかりと思いを寄せられる人です。山添さんは学生時代に学費免除の運動に取り組み、世帯年収400万円以下の学生は、授業料免除という制度をかちとりました。
 このような実績と私たち学生に寄り添える思いをもった山添さんだから、私たちの願いを託せるのです。山添さんに、ぜひ国会に駆け上って、奨学金対策を実現していただきたいと思います。
   
(東京民報2016年7月3日号に掲載)