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参院選2016 激戦 東京選挙区

終盤情勢 自民・公明 共産党への攻撃強める | 16/07/07


安保法制=戦争法の廃止を訴える山添拓候補=7月4日、池袋駅東口
 全国32の一人区で初めて統一候補を立てた民進、共産、社民、生活の野党4党は市民団体とも連携し、安倍政権による憲法「改悪」の阻止、安保法制=戦争法の廃止、立憲主義、民主主義を取り戻すことを全面に押し出しています。

改憲の本音は隠し、争点そらす

 一方、「共闘効果」を恐れる自民、公明両党は、改憲の本音は隠し、野党共闘は「野合」などと攻撃し、共産党への攻撃を強めています。
 ラストサンデーの3日、買い物客で賑わう銀座で山添候補カーと自民党の朝日健太郎候補の応援に入った安倍晋三首相とがニアミス。安倍首相はここでも、改憲については一言も触れず、「主張も理念も違うのに自民党を倒すためだけに候補を一本化する。それを世の中では野合という」などと、憲法改悪阻止や戦争法廃止など共闘の大義を掲げている野党に対し、的外れな攻撃を繰り返しました。
 また、戦争法による自衛隊の海外派兵が問われているのに「共産党は自衛隊を違憲だと言っている。無責任だ」などと、争点そらしの共産党攻撃に血道をあげています。

問われるのは自衛隊の海外派兵

 これに対し共産党は「被災地の救援・復興で汗を流した自衛隊員を、海外の『殺し、殺される』戦場に送っていいのか。これがいま問われている中心問題です。自衛隊が違憲か合憲かの違いを超えて、野党と市民が力を合わせて、海外派兵を止めよう」と反撃し、共感を呼んでいます。
(東京民報2016年7月10日号に掲載)