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参院選2016
激戦 東京選挙区
参院選も知事選も 問われる政治とカネ 追及先頭に立った共産党 | 16/07/07
舛添氏「全力応援」の自公 問われる「製造責任」
知事選第一声で自民、公明都議とともに訴える舛添氏
=2014年1月23日
数々の公私混同疑惑で舛添要一前都知事が辞職したことに伴う都知事選(7月14日告示、31日投票)は、10日投票の参院選との異例の連続選挙です。政治とカネが、参院選、知事選でも大きな争点になるなか、舛添氏への追及の先頭に立った日本共産党に、激励と期待の声が相次いでいます。
共産党、ネット提案の百条委員会の設置に反対
舛添前知事は、辞職表明(6月15日)以降、会見も開かず、自らの言葉で疑惑について説明しないままに、6月21日に辞職しました。共産党都議団と生活者ネットが共同で動議を出した強力な調査権限を持つ百条委員会の設置は、自民、公明などが反対して否決されています。
参院選では政治とカネをめぐり、甘利明前経済再生担当相の疑惑も問われています。甘利氏と秘書が建設会社側から600万円の提
供を受けたことが明らかになったにもかかわらず、甘利氏は病気を理由に国会を欠席し続け、国会閉会直後に、政治活動を再開しました。舛添氏と同様、説明責任を果たそうとしない態度に批判があがっています。
「共産党の追及よかった」「共産党は信頼できる」寄せられる激励
政治とカネの問題が厳しく問われる中、舛添氏の疑惑追及の先頭に立った日本共産党都議団に、多くの激励が全国から寄せられています。都内での参院選の対話でも、「舛添問題を徹底的に追及してほしい」「共産党の都議会での追及はよかった。がんばってもらわないと」「信頼できるのは共産党しかない」などの声が、各地で寄せられています。
3代続けて任期途中で辞任
自民、公明の両党は、各地の街頭演説で舛添問題にはほとんど触れず、自らの「製造責任」には口をつぐんでいます。 2014年の都知事選では、安倍首相が銀座での街頭演説で舛添氏の応援に立ち、「東京都知事はやっぱり舛添要一。自民党、公明党は全力で舛添さんを応援している」と、舛添氏への支持を呼びかけていました。石原、猪瀬、舛添と3代にわたり都知事が政治とカネの問題を問われました(表)。さらに3氏とも任期途中で辞任しています。3氏を知事選で支援してきた自民、公明両党の責任は重大です。
企業・団体献金の禁止が必要
政治とカネをめぐっては、使い方とともに「入り」の問題である企業・団体献金の禁止も重要です。参院選のすべての一人区で統一候補を実現した野党4党のうち、民進、共産、社民の各党は公約に、企業団体献金の禁止を掲げています。自民、公明の両党は、企業団体献金禁止を公約していません。
(東京民報2016年7月10日号に掲載)
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