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2016 都知事選 

宇都宮氏 立候補取り下げ 都政転換の千載一遇のチャンス 大局的観点から撤退添候補  | 16/07/13

 東京都知事選(31日投票)に出馬を表明していた元日弁連会長の宇都宮健児氏は、立候補を取り下げました。告示前日の13日、記者会見で表明しました。
 宇都宮氏は鳥越氏と2度会談し、鳥越氏が宇都宮氏の都政政策も参考にする考えを示したことや「3度目の選挙戦を市民でたたかおうとする私たちの姿勢への敬意も感じられた」と評価。
 「保守の候補者が分裂しているという状況にあり、都政をより都民の生活にやさしいものへと転換していく、千載一遇の機会でもあります」とし、「大局的な観点から考え、今回の選挙戦からは撤退という判断をすることといたしました」と語りました。
 そのうえで「今後も都民の困ったという声に向き合い、仲間たちとともに都政を監視し、都政を変えていく取り組みを進めていく」との決意をのべました。

「重い判断に敬意」 共産党・小池晃書記局長が談話

 これを受けて日本共産党の小池晃書記局長は「宇都宮健児さんが立候補を取り下げるという重い決断をされたことに心から敬意を表します」とのコメントを出しました。
 東京のまちづくりをどうするかは、都民にとって大きな関心事。石原・猪瀬都政は「都市再生」の名のもと、高層ビルや大型道路の建設を推進し、土地代や家賃高騰を招き、都心から庶民を追い出してきました。この都政の与党、自民・公明が支援する舛添要一候補の政策はどうか。舛添氏が2010年5月に出版した著書「日本新生計画 世界が憧れる2015年のジパング」(講談社)に見ました。
 同書は舛添氏が自民党を離党(除名)、「新党改革」を立ち上げ、代表に就任(2010年4月)した直後に出版。10章からなり、住宅政策は第6章「都市・住宅政策で世界最高の暮らしを」に書かれています。