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　 夏の参院選と一体の戦いとして各党が総力を挙げた東京都議選は23日に投開票され、日本共産党は17人が当選して、現有８議席を倍増させ、都議会第３党に躍進しました。４人区以上のすべての選挙区に加えて、２人区、３人区でも議席を獲得し、各地の事務所は喜びに包まれました。
　大勢が判明したところで志位和夫委員長が日本共産党都委員会（渋谷区代々木）で記者会見し、「17議席というのは、都議会では大変、重い数になる。都民の皆さんの願いをになって都政を動かす力を得たので、期待にこたえる奮闘を必ずやっていきたい」と話しました。
　若林義春都委員長は取材に「暮らし、憲法、原発など、どの分野でも自公政権の政策に『このままでよいのか』という思いが広がっているのを感じた。『第三極』の各党も自民党の主要な政策に賛成する政党配置の変化のなかで、自民党政治に対峙するのは共産党だけだということが見えやすく、私たちの訴えが届いたところで、大きな支持の広がりがあった。この流れをさらに強め、参院選を大きな転機にしたい」と話しました。

民主は大惨敗　維新も後退

　前回54人が当選した民主党は、築地市場移転反対や都立小児病院廃止反対などの公約を次々と破ったことに批判を浴び、15人の当選という大惨敗となりました。
　自民党は59人全員当選で第一党となり、公明党は前回と同じ23人でした。
34人を擁立した維新は、橋下徹共同代表の「慰安婦」発言をきっかけに有権者の支持を失い、現有３議席を下回る２人となりました。みんなの党は20人を立てて７人の当選でした。生活者ネットは３人が当選しています。

（写真は当選者名が書かれた短冊を張り出す若林都委員長（右）と吉良氏＝６月２３日深夜、共産党都委員会）